ねぶそく裏表紙

楽しんだものを書いています

Tiny Echo

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tiny echo | Might and Delight

単眼っ娘が手紙を届けるポイント&クリックADV。

Humble Monthlyってご存知ですか?月額10ドルで毎月7,8本の作品が届く神ゲーなんですけど、数か月前に本作品の開発途中版が購読者特典として配布されまして、それ以来、頭の片隅で存在感を放っていた作品でした。

開発のMight and Delightは「Meadow」や「Shelter」シリーズの産みの親。目を引くアートワークで手に取らせ、独特なエッセンスで唸らせるスウェーデンの職人集団でございます。お国柄もあって、ここの作品は自然崇拝をうまく落とし込でるなぁというイメージですが、こちらの「Tiny Echo」からもそんな要素を受信しました。地上が荒廃、精霊にお願い。

しばらく遊んでいて気づきますが、この世界、葉擦れの音や動物の鳴き声といった自然の息遣いは時折耳に届いてきますが、言葉や文字が一切出てこないんですね。非言語なゲームって別段珍しくありませんが、遊び手の心をガッチリ掴むか捉えられないか、非常に危うい表現方法だと思います。途中で飽きるどころか、興味を抱かせるに至らないまま、そっぽを向かれることだってあり得るんですし。

んじゃあ、僕はどうだったかと言いますと、堪能しました。

理由は2つ。絵が綺麗です。身も蓋も…ですが、綺麗なものっていつまでも眺めていたい。ただ、それだけじゃなくて冒頭で荒廃した地上の描写があり、地面に大穴が空いていて、そこに潜るとこの世界が姿を現す、という前振りが大きかった。2つ目は手紙。言葉も文字も出てこない(少なくとも僕の目に映る形では)状況で、せっせと手紙(の形をとったもの)を配りまわっているのが何だか可笑しくて。何が書かれているんだろうか、誰がしたためたものなのなんだろうかと、ぼんやり考えているうちに13通配り切っちゃいました。このゲームは13通の手紙を配ることが目的です。

あとは、パズル要素ありと表記されていますが理詰めで解きほぐす類はなくて、ちょっと環境にちょっかいだして自然の反応を楽しむようなものです。なので「詰む」といったことには陥らないと思うのでご安心を。ささやかな仕掛けも相まって、しかけ絵本を読んでいるような気分に浸れましたよ。

暗示的な描写が続くけど筋書きは比較的掴みやすいかな。あぁ、ですが、なんでこの子一つ目なの?地上の人たちはどうして目がないの?などなど…気にし出すとキリがないね。

次は「Samorost」を遊ぶ予定。